見た目はあれだが2倍のスピードで歩けるようになった亀さま
どことなく装甲車っぽいこの姿、なんと車輪を装着した亀が歩いています。最近は歩行補助車を取り付けた犬や猫の姿もそれほど珍しくなくなってきましたが、こちらの動画では車輪を足代わりにして歩く亀が登場します。
ねずみに足をかじられる
こちらの亀はイギリスは西ウェールズに暮らすミセスT、年齢90歳(推定)。実は、冬眠中の今年の春先、野ネズミに前足を噛み切られるという痛ましい災難に見舞われました。そんな彼女の運命を救ったのが飼い主のジュードさんの息子、シンクレア-ジョーンズさん。エンジニアでもある彼は、飛行機のプラモデルの車輪を利用し、ミセスTに取り付けることを思いついたそうです。
2倍のスピードで歩けるようになる
新しい“前足”を授かったミセスTは、スイスイと動く車輪に、さすがに最初は戸惑いもあったそう。確かに後ろ足ならまだしも、舵をきる前方に車輪が着けられていると操作はずっと難しそうです。ですが、彼女は徐々にコツをつかみ車輪さばきも板についてきて、本人ならず本カメの意とするところかどうかは分かりませんが、歩行速度も自前の足があった頃よりずっと速くなったとか。
「これであと90年は生きてほしい」と願うジュードさん。実際、200年以上生きたカメの記録もあるものの、陸亀の寿命は一般的にもっと短いよう。それでも、ミセスTには元気に末永く歩き続けて欲しいものです。