ゴミがスルリと落ちていく高機能フィルター
公式にはまだ記載されていませんでしたが、マキタのクリーナー(カプセル集じん式)に標準付属されているフィルターが高機能フィルター(A-58207)に変わっているみたいです。
この高機能フィルターは、本体とは別でも販売されているので、フィルターだけを購入することも可能です。
ネットだとAmazonでは、まだ販売されていませんでした。楽天ショップではちらほら販売しているショップがあるようです。
ちなみに、Working Proさんが一番安かったのでこちらで購入しました。
●〔CL140FD-14.4V〕:プレフィルタ+フィルタ → 高性能フィルター
●〔CL141FD-14.4V〕:プレフィルタ+フィルタ → 高性能フィルター
●〔CL180FD-18V〕:プレフィルタ+フィルタ → 高性能フィルター
フィルタが変更されたモデルは上↑のモデルです。
14.4V・18Vのカプセル集じん式のクリーナーに装着して掃除してみましたが、14.4Vと18Vは吸い込み仕事率が強いせいか吸引力が落ちた感じはしませんでした。
●〔CL070D-7.2V〕:プレフィルタ+フィルタ(変わらず)
●〔CL100D-10.8V〕:プレフィルタ+フィルタ(変わらず)
上の7.2Vと10.8Vシリーズだけは従来のフィルタのままですが、高機能フィルターを装着することは可能でした。
ただ従来のフィルターより目が細かくなったせいなのか?、10.8Vに装着するとほんのわずかですが吸引力が落ちた感じがしました。
7.2Vも10.8Vと同じ吸い込み仕事率なので、同じ様にわずかに吸引力が落ちると思います。
吸引力の違い
10.8Vのクリーナーは吸引力が弱いので、高機能フィルターを取り付けると体感で少し吸引力が落ちたのが分かりました。
14.4Vや18Vのクリーナーだと、元々の吸引力が強いので体感では吸引力が落ちたのが分かりません。
木の球に板をビスで接合して持ち上げて、それぞれのフィルターで違いがでるのか調べてみました。
従来のフィルター(プレフィルタ)だと、板を軽々持ち上げることができ、板を揺らしても簡単には落ちませんでした。
高機能フィルターをつけた場合だと、板を持ち上げるのがしんどく感じ、軽く揺らしただけで落ちるので、やはり高機能フィルターを取り付けると従来のフィルターより吸引力は落ちるようです。
しかし、手入れの手間や粉塵が排出されないメリットを考えると悩みますね。
材質
マキタの電動工具用集塵機のプレフィルタと同じ素材になっています。
メガネ拭き(メガネクロス?)に近い繊維のような。
極細繊維なので吸引力が落ちたのでしょう。吸引力が落ちた分、以前のフィルターより粉塵が抜けにくくなっていると思います。
自分は手芸が苦手なので縫い方の種類はよくわかりませんが、しっかりと縫い付けられているのでほつれてくることはないと思います。
(2日に1回は使っているので、破れたら追記でレポします。)
ゴムパッキン
口の周りがゴム製になっています。
差込口にも隙間なくぴったり収まるので、粉塵がモーター内部に侵入しにくくなっています。
取り付け方は、従来のプレフィルタと同じように差し込んで回すだけです。
以前の取り付け手順
以前は〔フィルター〕→〔プレフィルター〕の順に取り付けていました。
高機能フィルターの取り付け手順
今回のものは〔高機能フィルター〕を取り付けるだけです。
〔フィルター〕と〔プレフィルター〕が合体したフィルター!?
以前のメンテナンス1
以前はプレフィルターに付着した陰毛やチリやホコリを棒やミニホウキなどを使って払いとっていました。
汚いのでぼかしています。
以前のメンテナンス2
メンテナンス1だけで済めばよいのですが、繰り返し使用しているとプレフィルターの下にあるフィルターも汚れてきます。
汚れがたまってくると吸引力が落ちてくるので、使用する人の頻度によって異なるかもしれませんが、1ヶ月に1回はフィルターに詰まった粉塵を水洗いして掃除していました。
この作業が億劫でした。
手入れが楽になった高機能フィルター
高機能フィルターもチリやホコリが付着するので、プレフィルターと同じように棒やミニホウキなどを使って払いとります。
粉塵がフィルターに詰まってきたら、一般家庭用のキャニスター式の掃除機で吸い取ったり、毛先が細いダスター刷毛などで掃けば吸引力が復活するので、水洗いをする頻度が下がると思います。
もちろん水洗いすることも可能なので、汚れや臭いがひどい場合は水洗いして、繰り返し使用することも可能です。
自作でカプセルの内側にブラシなどを固定したら、カプセルを回した時に中でフィルターについた埃や粉じんを手間なく衛生的に払い落とせるかもしれません。
追記
この記事を書いてから三ヶ月ほど使用しましたが、従来のフィルターのように酷い目詰まりを起こさないので、メンテナンスの回数が劇的に減りました。
というか、吸引力が落ちないかテストしているので一度も水洗いをしていません。不衛生なので定期的に水洗いしたほうがよいと思います。
従来のフィルターでは作業したあとの木屑を吸い込むと、2~3回掃除しただけでフィルターに粉じんが詰まって真っ黒になっていましたが、この高機能フィルターは水洗いしなくても詰まった粉じんが取り除けます。
従来のフィルターはフェルトのような素材になっているので、水洗いしないと目詰まりを解消することができませんでした。この高機能フィルターは、メンテ(水洗い)が不要になり、吸引力も落ちることもないので煩わしい手間が省けます。
他のクリナーには、従来のフィルターを使用しているので、近いうちに全て買い換える予定、それくらい便利なフィルターでした。
【マキタ】 充電式クリーナ用 高機能フィルタ A-58207 カプセル式用 【makita】 |
内部のメンテナンス
こちらの方は作動音が大きくなってきたので、バラして掃除をしているみたいです。(参考になります)
粉塵が内部に侵入しにくくなったといっても、切削屑や木粉を集じんさせているので、自分のクリーナーもいずれ内部にも粉塵がたまってくるでしょう。
吸引力が落ちてきたり、異音などがした時は、上の動画を参考にしてブロワで吹き飛ばしてみたいと思います!では!