どのバッテリーを選んだらいいのか分からない
電動工具メーカーのバッテリーは種類が多いので、初心者だとどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。特に人気のある14.4Vや18Vシリーズは他の電圧より種類が多く年々増えています。
マキタのバッテリーの選び方
バッテリーの種類
例えば、マキタの18Vシリーズであれば、現在上記の5種類のバッテリーが販売されています。
容量(Ah)に違いがある
それぞれバッテリーの容量に違いがあり、バッテリーの容量はAhという単位で表され、Ahの数字が大きいほうがバッテリーの容量が多くなります。バッテリーの容量が多いほど電動工具の連続使用時間が長くなりますが、充電時間も長くなります。
バッテリーの重さ
バッテリーの容量が多いほどバッテリーは重くなるようなイメージがありますが、3.0Ah、4.0Ah、5.0Ahともに質量は約590gなのでほぼ同じ重さになります。
BL1815は、パワ軽と言われてるだけあって重さは380gと、他のバッテリーより軽くなります。なので、軽いバッテリーがいい場合は1.5Ahのバッテリーがおすすめです。
作業量が多く3.0Ahでは足りない用途で使用する場合は、バッテリーの重さは同じなので4.0Ahや5.0Ahの大容量バッテリーがおすすめです。
3.0Ahはスタンダードモデルだから一番安い
バッテリーは容量が少ないほど価格が安くなるイメージがありますが、実際、ネットで販売されているバッテリーを見るとそうでもありません。マキタや日立ともに3.0Ahのバッテリーはスタンダードなタイプなので、3.0Ahのバッテリーが一番安くなっています。そのため、予算を抑えたいのであれば3.0Ahのバッテリーがおすすめです。
DIYであれば作業用途にもよりますが、インパクトドライバーをネジの締め付け作業で使うのであれば3.0Ahでも問題なく使用することが可能です。例えバッテリーの残量が作業中になくなったとしても、どのメーカーも約20分ほどで満充電することが出来るので、ちょっとジュースを飲んで休憩しているうちに充電が完了します。
バッテリーは全機種に使えるって本当?
日立工機の場合、電圧が同じであれば全ての電動工具に装着して使用することが可能です。電動工具メーカーには、プロ用とDIY用モデルがありますが、共用バッテリーなのでどちらのプロ/DIYどちらのモデルにも装着することができます。
マキタの場合は少し複雑でして、現行機種であれば3.0Ahのバッテリーは全てに互換性があります。しかし、(1.5Ah)や(4.0Ah、5.0Ah)のバッテリーを装着できない電動工具も多く存在します。
4.0Ah/5.0Ah見分け方
装着できるかの見分け方ですが、マキタの場合は、4.0Ahや5.0Ahを装着できる電動工具は、電動工具本体に「LXT」や「☆」が表記されています。また、バッテリーの差し込み口が黄色い本体にも装着することが可能です。
1.5Ahの見分け方
1.5Ahの場合は、電動工具本体のバッテリーの差し込み口が黄色い本体にだけしか装着することが出来ません。
全ての電動工具に互換性がある
追記:2014年の終わりごろにBL1415NやBL1815Nというバッテリーが発売されましたが、このバッテリーの容量は1.5Ahですが、電圧が同じであれば全ての電動工具に装着できるタイプです。したがって一部の電動工具にしか使用できない、従来のBL1415やBL1815は生産中止となると思うので市場から消えていくでしょう。
「各メーカーのコードレス電動工具一覧表」では、電動工具メーカーのバッテリーの種類や互換性のある電動工具、園芸工具、家庭で使えるツール等をまとめているので、バッテリー選びの参考になれば幸いです。