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電気ドリルと振動ドリルの違いを分かりやすく解説

電気ドリルと振動ドリルの違い振動ドリル
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電気ドリルと振動ドリルの違い

題名: ドリルの性能について

メッセージ本文:
電気ドリルの最大穴あけ能力の性能で木工と鉄工がありますが、コンクリートの穴径はそれらからどう推計すれば良いでしょうか

電気ドリルドライバーで最大穴あけ能力が書かれていませんが、どの様に推測すればよろしいでしょうか

実はDIY用に電気ドリルドライバーが欲しいのですが、只1回だけコンクリート壁に直径5mm程の穴を開けるのに使いたいと考えています。

よろしくお願いします。

電気ドリル回転木材、金属の穴あけ
ドリルドライバ回転&締め付け木材、金属の穴あけ&ビスの締め付け
振動ドリル 回転+打撃コンクリートの穴あけ(小さい穴)
ハンマードリル回転+打撃コンクリートの穴あけ(大きい穴)

「電気ドリル」や「電動ドリルドライバー」でコンクリートに穴はあけるのはむずかしい

●木材や金属は回転のみで穴あけが可能
●コンクリートは回転+打撃で穴あけが可能

コンクリートの壁に直径5mmの穴をあけたいとのことですが、一般的に「電気ドリル」や「ドリルドライバー」は、ドリルを回転させて穴あけをするため、木材や金属にしか穴をあけられません。コンクリートのような硬いものに穴をあける場合は、回転+軸方向に打撃をあたえて砕きながら穴をあける「振動ドリル」や「ハンマードリル」という電動工具を使用します。

コンクリートに効率よく穴をあけられるのは「振動ドリル」と「ハンマードリル」

●一般的な「振動ドリル」は、径10mm前後の穴あけが可能
●径20mm以上の穴あけは、「ハンマードリル」の分野

メーカーの機種や用途によって使い方は異なりますが、一般的に直径が10mm以下の穴をあける場合は「振動ドリル」を使用し、20mm以上の穴を開けたり、砕いたりする重作業の場合は「ハンマードリル」を使用します。ただし、ハンマードリルのほうが振動ドリルより効率よく穴をあけることができるため、砂利の入った硬いコンクリートに穴をあける場合や数をこなす作業では、ハンマードリルを使用する場合もあります。一方、デリケートな場所や素材に穴をあける場合は振動ドリルのほうが安全です。

振動ドリル 最大穴あけ能力

今回、一回だけコンクリートの壁に直径5mmほどの小さな穴を開けるとことなので、「ハンマードリル」より「振動ドリル」の購入をおすすめします。Amazonや楽天市場で「振動ドリル」と検索すれば、5,000円以下の製品もヒットすると思いますが、5mm程度の穴なので安価な製品でも十分でしょう。

振動+回転の切り替えスイッチ

「振動ドリル」であれば、コンクリートの最大穴あけ能力が記載されているので、どれくらい能力があるのか目安にすることができます。木材や金属の最大穴あけ能力が記載されている場合は、「切替スイッチ」により振動を止めて電気ドリルとして使用することができるので、木材や金属にも穴あけをすることも可能です。

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マキタ HP332DSMX-振動ドライバードリル

モード能力用途
クラッチモード締め付けネジの締め付け作業
ドリルモード回転木材や金属の穴あけ加工
振動ドリルモード回転+打撃モルタル・コンクリの穴あけ加工

3つのモードが搭載された「振動ドライバドリル」もおすすめ

今後DIY作業をする予定があるのでしたら、「回転」「回転+打撃」「締め付け」の3種類のモードに切り替えられる「震動ドライバドリル」がおすすめです。「震動ドライバドリル」は、「電動ドライバー」と「電気ドリル」と「振動ドリル」の3つの電動工具が合体したようなツールです。

「切替スイッチ」により振動をON/OFFできるため、木材や金属だけでなく、モルタルやコンクリートの穴あけ加工も可能になっています。電圧が10.8Vシリーズの電動工具ですが、最大穴開け能力が8mmなので、コンクリートへ5mmの穴あけも可能です。また、ネジを締め付ける力を調整できるトルククラッチ付きなので、ビスの締め付けが可能となっています。

マキタ-「hp332d」「hp331d」

DIY用 振動ドライバドリルのおすすめ

マキタから発売されている、10.8Vシリーズでコードレス式の「HP331DSHX」や「HP332DSMX」がおすすめです。どちらも継ぎ足し充電を行ってもメモリー効果の影響を受けないリチウムイオンバッテリーが搭載されており、新型のスライド式バッテリーが採用されているので、充電時間が早く、容量の違うバッテリーも販売されているからです。ちなみに上の動画で使用している振動ドライバードリルは「HP332DSMX」です。ネジを締め付ける力(トルク)が従来機より強くなっています。

振動ドライバードリル BOSCH

予算を抑えたい場合は、10.8Vシリーズであれば、マキタの「HP330D(プロ用)」、ボッシュの「GSB 10.8-2-LI(プロ用)」、「PSB 10.8LI-2(DIY用)」がおすすめです。さらにパワフルかつ長時間使える14.4V~18Vシリーズでしたら、マキタ以外に、日立工機、リョービ、BOSCHのメーカーも販売していますが、このクラスの電圧は建築現場でも使用されるシリーズなので、どのモデルも高価になる上、質量も重たくなります。ちなみに、コード式の振動ドライバードリルは販売されていません。

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コンクリート用ビット

コンクリートには「コンクリート用ドリルビット」を使おう

コンクリートに穴をあける場合、鉄工ドリルビットの先端や肩に超硬合金チップを付けた「コンクリート用ドリルビット」を使います。木工用や鉄工用のドリルでコンクリートに穴をあけることはできないので注意してください。Amazonや楽天市場で「コンクリート用ドリルビット」と検索すると安価なもので500円前後のものがヒットしますが、DIYの作業であれば安価な(回転&振動兼用)のものでも十分です。

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