スポンサーリンク

水に濡れる無垢フローリングの塗装におすすめの塗料

塗料
スポンサーリンク

塗料についての質問

台所の棚はよく汚れるところなので、ウレタン塗装にしようと思ってます。オイルだとシミがすぐつきそうに思えるので。床はヒノキ、杉、あと洗面所のところの木が何なのかわからないのですが、よく水に濡れる床、玄関扉の塗装をどうしたらいいのかがわかりません。合板ではないですし、ペンキも塗ってないです。
黒ずんでいるところをまっさらにやすりがけして、木目を生かしたいのですが、ミツロウ、オイルでは心もとなく思います。何かオススメの塗装材をご存知ですか。

.
●ウレタンニスの特徴
▽2つの利点
・塗膜を張るから汚れがつきにくい
・塗膜を張るから水をはじく
▽1つの欠点
・塗膜を張るから呼吸がしにくい
●オイル塗料・ワックスの特徴
▽2つの利点
・塗膜を張らないから木が呼吸をできる(湿調作用が優れている)
・布やスポンジを使って染み込ませるから塗装が簡単
▽2つの欠点
・塗膜を張らないから汚れがつきやすい
・塗膜を張らないから水が染みやすい

ワックス・オイル塗料とウレタンニスの違い

オイルやワックスのような自然素材が使われた塗料で仕上げると、無垢の木が呼吸をする(調湿)という作用を妨げない、また、木本来の肌触りを味わうことができる利点があります。しかし、木の表面に塗膜を張らないので汚れが染みやすく、例えば、醤油のようなものをこぼしてしまうと、すぐに拭き取らないと染みになってしまいやすい欠点があります。

一方、科学的な塗料を使ったウレタン仕上げを行なうと、調湿作用が劣る欠点がありますが、木の表面にマニキュアで爪を塗ったような塗膜を張るので、汚れがつきにくい&水分を吸収しない利点があります。従って、汚れの心配をしていたり、水でよく濡れてしまうような場所ですと、塗膜を張るウレタンニスで仕上げたほうがよいでしょう。

.

DIYなら簡単な1液のウレタンニスがおすすめ

▽和信ペイント「水性ウレタンニス」の6つのメリット
・水性だから水で希釈できる
・保管できるから固まらない
・1液型だから手間がかからない
・1液型だから配合で失敗しない
・シックスクール対応だから子供のおもちゃにも塗装できる
・食品衛生法に適合しているから食器の塗装もできる

床は無垢剤であれば、DIYですと「和信ペイント」さんが販売している1液型の「水性ウレタンニス」がおすすめです。なぜなら、2液混合型ではないので、塗料を作る手間や比率ミスによる失敗がなくなるからです。また、2液型と違い1液型は保管することができるので、使いたいときにすぐ塗装することが出来る利点もあります。なので、床の塗装後、余った塗料で棚を塗装することもできます。

同社に「水性カラーフローリング用ニス」という商品もありますが、この塗料は色に「透明クリヤー」がないので、そのままの木の色を残したい場合は、「水性カラーフローリング用ニス」という商品の「透明クリヤー」を使用します。クリヤーには、「透明クリヤー」と「つや消しクリヤー」の2種類がありますが、ニスで塗ったようなテカテカ感をだしたくない場合は、「つや消しクリヤー」で塗装します。ちなみに、サンディング(やすりがけ)をしても、床に目立つような染みが残る場合は、色のついたウレタンニスで塗装すれば、その染みは目立たなくなります。(木目が残った状態で色がつきます。)

.

フローリングの塗り方

▽フローリングの塗る手順
1.塗りたくない場所をマスキングテープで養生する
2.塗りにくい隅から刷毛で塗装する(乾く前にテープを剥がす)
3.塗装していない広い面を塗装する
4.床表面を#400のペーパーで軽く研磨する

1.巾木や壁(塗りたくない場所)を養生するために「マスキングテープ」や場合によって「マスカー」が必須になります。マスカーは新聞紙などで代用することも可能です。

2.養生した場所(塗りにくい隅や入り組んだ所)から刷毛で塗装し乾かします。乾く前に「マスキングテープ」を剥がさないと塗膜ごと剥がれてしまうことがあるので注意してください。

3.次に広い面を塗装していきますが、広範囲の場合は、「コテ刷毛」を使ったほうが作業が効率的になります。

4.塗装が乾いたら、床表面を#400のペーパーで軽くなでるように研磨します。(強く研磨すると塗膜が剥がれるので注意)。この下地調整するペーパーは、深い傷をつけるような砥粒が付着していることがあるので、一度いらない端材などを研磨してから使いましょう。研磨時に発生した研磨粉は硬く絞った雑巾でしっかり拭き取り乾かします。研磨は虫メガネで見るとわかりますが、表面が凸凹しているので行ないます。プロのような美しい仕上がりでなくてもよいのであれば塗装後の研磨は不要です。

電動サンダーでサンディング後、この1~4の工程を3~4回繰り返します。(最終仕上げのときは4の研磨は必要ありません)。重ね塗りの回数が多いほど耐久性が高くなります。失敗しないようにするポイントは、一度にたっぷり塗らないようにし、薄く伸ばしながら塗っていきます。また、重ね塗りをするときは、必ず完全に乾燥させてからか行ないましょう。もし、わずかに刷毛跡が残り、表面が凸凹していたとしても、経験上、数ヶ月も使用していれば平らになります。

.

扉用の塗料

玄関の扉を塗装したことがないのでおすすめ出来る塗料はありませんが、紫外線や雨風にさらされる場所であれば、防腐・撥水効果のある塗料を使用したほうがよいと思います。屋外木部用で耐候性が強い塗料であれば、「キシラデコール」「スーバーウッドステイン」「ウッドガード」などが有名です。油性のものは塗装中に頭が痛くなるので換気には十分気をつけてください。

ちなみに、同社から扉用の塗料「ガードラック ラテックス」「ガードラック アクア」が販売されているようです。「ガードラック アクア」は撥水効果があるので、雨に濡れるような場所であれば、こちらを使用したほうがよいと思います。塗装の画像検索してみると木目がかなり薄くなってしまうようなので、木目を少しでも残したい場合は、水性なので水で希釈したほうがよいでしょう。

※扉用で紹介した塗料はペンキを剥がした無垢材や、無塗装の無垢材にしか使えないので気をつけてください。

.

おすすめのメーカー

塗料に関しては「和信ペイント」や「アサヒペン」がDIYerに優しいサイトの作りになっています。どちらもサポートが丁寧なので、専門的なことはこちらで聞いてみると適切なアドバイスが頂けるとおもいます。わたしも屋内で使用するニス系や水性ステインはこの会社の塗料を愛用しています。

タイトルとURLをコピーしました