一目でわかるビスケットジョイナーの性能比較表はこちらのページからどうぞ。
購入した目的
ダボ継ぎが苦手なので、ダボ継ぎよりスムーズに板が接げるビスケットジョイナーが魅力的でした。
また巾のある材を買うことができないので、板同士を接げば安価で広い板を作ることができます。
ドミノも魅力的でしたが10万近くしたと思うので却下。
日本だとマキタのジョイントカッタしか選択肢がなく高価で手がだせなかったので、円高の頃にDEWALTのビスケットジョイナーをアメリカ・アマゾンで購入。
当時、送料込みで1万3000円ほどで購入することができました。
今は日本のアマゾンや楽天でも販売されていますが、1$/100円以上と円安になっているので、当時に比べると割高になっています。
電動工具が日本より安いアメリカ
アメリカのアマゾンは日本のアマゾンのIDとクレカの登録方法が同じなので、英語が7点の私でも買い物ができました。
電動工具はアメリカで購入すると安価に購入できる機種がありますが、以下のデメリットもあります。
●配送されるのに2週間近くかかり、ボロボロのダンボールに入って届きました。
(一応ちゃんと動作しましたが、故障したときは自分で直さなければいけません。)
●当然、説明書も英語になっています。
●アメリカの電圧は120Vなので、日本の電圧100Vで使用すると本来のパワーをだすことができません。
(パワー不足が不安でしたが、一番大きい#20の溝も問題なく切り込むことができました。)
3秒で簡単溝加工
通常時のビスケットジョイナーには刃が見あたりませんが、プレートを材料に当てて本機を押し当てることにより、ブレード(刃)が飛び出してきます。
このブレードが回転しながら溝をきってくれます。
切り込み深さの調整もできるので、各サイズのビスケットを使用することもできます。
ダストバッグ
矢印の場所から切削した切り屑が排出されます。
けっこうな勢いで切り屑が飛び出していくので、ダストバッグを取り付けて、溝加工をしたほうが掃除の手間がはぶけます。
ダストバッグ1つと、ストレートタイプと首が回るタイプのダストノズルが1つづつ付属されています。
ダストバッグ以外にも集塵機のホースをとりつけることも可能です。
ダストバッグは邪魔になる場合は、右に回して傾けたほうがよいかもしれません。
切り込み深さの調整方法
ビスケットのサイズには〔#0〕〔#10〕〔#20〕の3種類があります。
ベースの左後方に切り込み調整ダイヤルがあるので、使用するビスケットサイズの数字を赤い印にあわせます。
切り込み調整ダイヤルの中央には、切り込み深さの微調整がおこなえる調整ネジがあるので、何処の会社のビスケットでも利用することができます。
調整ネジはマイナスドライバーで回すことができます。
ちなみに私はマキタのビスケットを使用しています。
切り込み位置の調整方法
溝はマイタージョイント以外は材料の中央にいれるので、材料の厚みによって切り込み位置を調整しなければいけません。
固定ネジをゆるめることによりアングルガイドの高さを調整することができます。
固定ネジをゆるめて昇降つまみ回すと上下に昇降させることができます。
プレートのサイドにある赤い印の位置から刃がでてきます。
角度の調整方法
フェンスガイドの固定ネジをゆるめることにより角度を調整することができます。
フェンスの角度を設定するときは、調整したい角度メモリを▽(印)にあわせて調整します。
ラバースパイク
プレートの前方には左右にスパイクのようなピンがあるので、しっかり抑えていれば切削している途中に材料がずれることもありません。
ピンは外すこともできます。
傷がついても接合する部分は隠れてしまうので気になりません。
ビスケット
ビスケットは日本で販売されている、マキタ社のビスケットを使用しています。
素材はブナの圧縮材です。
ネットで購入すると100枚で600円~1,000円程なので1枚10円程度です。
最近はさらに安価な合板のビスケットも販売されているようです。
ビスケットに木工ボンドを塗り溝にはめこむと、圧縮されたビスケットが木工ボンドの水分を吸って元の大きさに戻り位置が決まり芋接ぎより接合力が強くなります。
(芋接ぎとはのり付け(接着剤)だけで板同士を継ぐ方法です。)
安全第一 / shibainu
回転する刃がついていますが、切削するときにしか刃がでてこないので、電動工具の中では安全な部類にはいると思います。
ビスケットジョイナーで怖い思いをしたことはありません。
失敗談
通常はスイッチをいれてブレード(刃)が最高回転数に達してから本機を押し進めていきますが、使いたての頃はスイッチをいれたと同時に本機を前に進めることがよくあり、回転しはじめたブレードが材料に当たり、固定していた材料が動いてしまい、溝をいれる位置を失敗したことがありました。
丸のこなどで刃に材料があたった状態でスイッチをいれたり、刃がまわりはじめる瞬間に材料に接触して、墨からずれてしまったり材料が欠けたりした状況と似ています。
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