凹み
フローリングに物を落としたりして凹みを作った経験はありませんか?
私はよく一人チャンバラをしているので、木製家具やフローリングに木刀をぶつけて凹みや傷を作った経験が何度もあります。
凹みの直し方
これは無垢材にモンキーの柄のR部分でつけた凹みです。
私はよく木刀を振り回して、このような凹みを柱や家具などにつけてしまいます。
水で絞ったタオル
乾燥している木は水分を含むと膨張します。
この膨張の復元力を利用して木殺し(叩いたり、圧力をかけて縮ませる)をして、ボンドや湿気の水分で膨張させて釘などを使わずに家具など接合する方法があります。
(ホゾ、ビスケット、ダボ、ドミノなど。)
凹みも水分を吸収すれば膨張するので、緩めにしぼったタオルなどで凹んだ部分に当て布をします。
アイロンを当てる。
水分を含んだ当て布の上にアイロンをあてます。
アイロンを当て湿度を上げて膨張させていきます。
最初は10秒~20秒くらいで様子を見て、程度によって繰り返しあてていきます。
あてる時間が長かったり、当て布以外の部分にアイロンのプレートがあたると焦げ跡がついてしまうので気をつけましょう。
フローリングなどは合板であったり、塗料などの保護膜がある場合があるので、押しピンなどで小さな穴を開け予め水滴を垂らし10分ほど放置して水分を含ませておいたがほうが効果がでる場合があります。
結果
かなり目立たなくなりました。
拭き取った時に赤鉛筆で描いた顔が消えてしまいましたが木目は同じです。
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角でぶつけた凹み
次は玄翁(かなづち)の角で凹みをつけた傷なので繊維が切れています。
私もチャンバラで必殺技をだしたときに、このような凹み傷を誤ってつけてしまうことがあります。
アイロンを当てる。
先程と同じように濡れたタオルを敷きアイロンを当てていきます。
結果
やはり繊維が切れているので、最初の凹み跡より目立たなくすることはできませんでしたが、最初の凹みより大分ましになりました。
まとめ
凹みは水分をたっぷり含ませて膨張させる。
無垢材、集成材、に効果的です。
フローリングは他の材質の場合もあるので直らない場合もあります。