外でも涼しく過ごせる━引き篭もりは外にでない
上の写真は、日立工機のコードレスファン(UF18DSAL)、今年発売された新しいモデルです。、(UF18DSDL)という吊り下げ可能なモデルも新しく販売しています。(どちらも14.4V/18Vバッテリ兼用可)
コードレスファンは電源のない場所でも使用することができ、持ち運びもしやすいので、アイデア次第で作業現場以外のシーンで活躍しそうです。例えば電源のないキャンプで使ったり、家庭だとベランダで干している洗濯に向けて送風することも可能である。
電動工具のバッテリで運転できるコードレスファンはマキタも販売していますが、同サイズモデルの連続使用時間や最大風速を比較すると、現段階ではマキタや日立工機の古いモデルより、このUF18DSALの方が上です。
追記:同サイズと書きましたが、後で調べて見るとUF18DSALの方が少し羽根が大きいようです。サイズは下の方に記載しています。
最大風速が一番高いのはマキタの(CF300DZ)なので、このモデルが欲しかったのですが、羽根径 330mm・質量4kgもあり、画像や動画を見ていると大きくて邪魔になりそうだったので却下。部屋がゴミゴミしていた狭いため。
自動首振り機能
羽根のサイズが300mm以下のスリムなモデルには、何処のメーカーも首振り機能がありませんでしたが、この(UF18DSAL)には首振り機能が新しく追加されています。この首振り機能と高い風速が選ぶ要因となりました。
ちなみに首振り機能を停止させている時に、手動で首の角度を左右にガリガリと変えてると、首振り機能をONにした際に首が左右均等に振らなくなってしまいます。
停止させて手動で首の角度を変えて調整してやると、左右均等に首を振るようになります。
角度調整・収納
45°の範囲内ですが、手動で上下に角度を可変させることができるので、下から上へ風を向けることも可能です。そのため、床に置いていても、立ってる自分の上半身に向けて送風が可能である。
あまり後ろに倒しすぎると、羽根部の重さに負けて倒れてしまうので、傾けすぎると使い物になりません。
さらに背中が地につくまで倒していけば、空洞部分にスタンドが納まりスリムになるので、収納する際に便利である。
風速調整機能
風量は2段階に調整することが可能です。左のボタンを押すことにより、風速の弱/強モードを切替が可能です。
右のボタンはタイマー機能になり、設定した時間がくると自動で停止します。設定時間は1時間・2時間・4時間の3種類から選ぶことが出来る。
コードレス式の中で風速が強いといっても、羽根の大きさが家庭用の扇風機に比べると小さいので、近くで風に当たった場合は家庭用扇風機のほうが涼しく感じます。
しかし最近の家庭用扇風機は、多羽根タイプ(風の塊が小さく拡散される)製品が主流なので、3m以上離れると3枚羽根のUF18DSALのほうが風を強く感じます。
空気の循環・換気目的で使用されるサーキューレーターも3枚羽根のモデルが多いので、涼風だけでなく窓際などに置けば室内の空気を換気できる能力もあります。
風切音
風切音は家庭用の扇風機に比べると、コードレスファンのほうが明らかにうるさく感じました。作業現場などで使用する場合は騒音は気にならないと思いますが、静かな家の部屋などで使うと耳につくような騒音がします。
RAMA11O08で測定してみると強モード/60dB 弱モード/54dBほどありました。静かな図書館で40dBなので、やはり静かな場所で使用すると、誰もが気になるような音がすると思います。
羽根の枚数が少ないと、1枚の羽根が送る風の塊が大きくなり遠くまで届く利点がありますが、風の発生間隔が遅くなることと、風切音が大きくなる欠点があります。
(60dB、50dBとはどのくらいの音ですか? )
コンセント(100V)電源
本体の後ろにACアダプタジャックがついており、付属のACアダプタを差し込めば100Vの電源がとれるので、バッテリがなくても100V電源がある環境だと使用することが可能です。
バッテリを装着したまま、アダプタをコンセントに差し込むとアダプタの方が優先されるみたいです。ACアダプタは、調べてみると会社に関係なくどのモデルにも付属されていました。
家で使っていますが、カバンのように持ち歩きできるので、色々な場所で役立ちました。家の台所はクーラーがないので台所でよく使われましたが、自分が持ってるバッテリーは14.4V(3.0Ah)なので、〔強モード〕で約2時半しかもちません。
食事中だけの使用でも2日に1回は充電してたので、けっこう充電が切れるのが早く感じがします。
今はACアダプターに繋がれ台所に設置されてます。ボディが平たいので場所をとりません。
UF18DSDL
こちらも新しく発売された(UF18DSDL)です。UF18DSALと風速も同じで、パイプから吊り下げたり、壁に掛けたりすることができるようです。
機能が風速切替機能しかなく、タイマー機能や自動で首を振る機能はありませんが、定価が倍近く安くなっています。
非常にコンパクトに見えるので、羽根のサイズを調べて見ると120mmでした。サーキュレーターの羽根が200mm前後なので、かなりのミニサイズですね。
メモ
羽根径/風速
▽マキタ
大:CF300D:330mm/220m/min(首振り機能〇)
中:CF201D:250mm/120m/min(首振り機能×)
▽日立
中:UF18DSAL:270mm/190m/min(首振り機能〇)
中:UF18DSDL:-mm/160/min(首振り機能×)
小:UF18DSL:120mm/120/min(首振り機能×)
2014年の夏の間、毎日(台所)で使用していましたが、壊れることはありませんでした。
電源はACアダプタを使用しており、夏以外にもラーメンを食べる時にスイッチがはいる日もあります。
追記
2014~2015年
家の台所にはエアコンがないので、夏のあいだは食事をしていると暑くなるので扇風機を回している。2014年から夏はUF18DSALを台所で使用することにした。やはり、一般的な扇風機と違って持ち運びが便利で、平べったくスリムなので隅のほうに置けて邪魔にならない。バッテリーを充電するのが面倒なので、ACアダプタを接続して使用。
写真は夏が終わり、涼しくなってきたので、掃除をして物置にしまおうとしているところである。網目が細かいのでけっこう埃が溜まりやすい。ちなみにUF18DSALを稼動させるとTVの音が聞き取りにくくなるので、音量を少しあげるようになった。
去年、TVでUF18DSALがちらっと映っているのを見かけた。内容は屋台舟のサービスの紹介であったが、船のスタッフの方がバッテリーを装着したコードレスファンも船に一緒に乗せていた。暑いので自分の後ろに置いて涼んでいるようだ。
2016年
さすがにタフが売りの電動工具メーカーの製品だけあって、今年の夏も元気よく大きな風切音を響かせて台所で回っている。前ガードのカラーが黒いのですぐに気がつかなかったが、前後のガード部と羽根にかなり埃が付着していた。袋をかぶせずに物置に保管したのが原因だろうか?
よくみるとこれはネジを外しても簡単に前ガードを外せそうになさそうであったので、メーカーにガードの外し方を問い合わせてみたところ「対応していない」と返信が返ってきた。バラして掃除するのが手間取りそうだったので、コンプレッサーやブロワーを使って吹き飛ばしてみたが除去できなかった。ナイロンブラシをつっこんで羽根を回転させたところ効率よく羽根に付着した埃を除去できた。詳細はサイトのほうに記載したので、同じ悩みの人がいればサイトのほうを参考にしてください。
電動工具メーカーのコードレスファンの機能や性能をまとめている性能比較表はこちらからどうぞ。