座ぐりドリル
30代となり、そろそろ口からビー玉を飛ばしてヘソの穴に入れるゴルフゲームも飽きてきたので、20mmの座ぐりドリル(フォスナービット )を購入しようと思いました。
しかし調子にのって、少し高価な21mmのウェーブカッターNO.600 21MMを購入しました。
刃の比較
一般的な座ぐりドリルには、角度のついたギザギザ波形の刃がついていますが、このウェーブカッターには角度が滑らかになった波形の円形刃がついています。
切削力30%軽減
電気ドリルで端材に座ぐり穴と貫通穴を開けてみました。
切削力30%軽減とケースに記載されているだけあって、1本数百円の座ぐりドリルに比べると穴をあけているときの切削力が軽くスムーズに掘り進めることができました。
ギザ刃の座ぐりドリルのようにガリガリ切削している感じがまったくしません。
これなら連続して穴をあける場合や、穴の側面をなるべく綺麗にしたい場合は、ウェーブカッターのほうが向いていると思います。
恐らく負荷が軽減されるので、軸も折れにくくなっていると思います。
うちの安物の電気ドリルの負担も軽減されるでしょう・・・
刃がまくれる
これまで使ってきたギザ刃の座ぐりドリルは1~3回程 深座ぐり穴をあけただけで、刃の一部分がまくれていました。
こうなると穴の側面が荒くなり、負荷もかかるので切削スピードも落ちてきます。
触ると刃物を研いだときに発生するカエリのような感触がするのですぐにわかります。
自分の用途では穴の側面は汚くなってもいいのですが、刃の丸くなる部分が増えて連続穴をあけていると軸が折れて使い物にならなくなります。
そうなる前にビットを交換して目立てヤスリで簡単に研いでいたのですが、このウェーブカッターは20回ほど座ぐりましたが、まだ刃が丸くならないので切削スピードが落ちません。
切削面
上の写真が座ぐり穴で、下の写真が貫通穴です。
穴の縁も側面も綺麗に切削されています。
刃の材質は普通鋼なので研ぐこともできます。
欠けたり軸が折れない限りずっと使えると思います。
座ぐり穴の比較
●フォスナービット
●ウェーブカッター
●座ぐりドリル(ギザ刃)
止め穴加工ができる上記のビットの比較動画です。
動画で使用しているフォスナービットは新品です。
写真の座ぐりドリル(ギザ刃)も新品です。
ウェーブカッターは何度も使用しています。
座ぐり穴があけられる切削ビットは色々なシーンで使えるので格付けすることはできませんが、用途によってはウェーブカッターのほうがが向いている場合もあると思いました。
(追記:12/17)
ケース
この円筒のケースはコンパクトなので持ち運びに便利だと思いました。
使い終わったあとは、ケースにいれて油を吹いて蓋をしめるだけです。