最近、テレビなどで取り上げられることが多いのは身近なものを使用した作品たち。新聞紙のみで恐竜を作成したり、小さな折り鶴を無数に作って盆栽の花や葉を表現したり‥など種類はおおくありますが、職人さんの感性によってひとつの作品に生まれ変わる姿には感動します。
その中でも、さらに身近な存在である「段ボール」の作品をご存知でしょうか?「ダンボールクラフト」と呼ばれる作品とその製作者さんをご紹介します。
ダンボール作家の「大野萌菜美さん」です。
▽ブログURL
http://ameblo.jp/ohnomonami/
こういった工作の制作は女性が苦手なイメージを与えますが、想像をはるかに超えるかなり精巧な作品を作っています。戦車を作成したことで一躍注目をされたそうなのですが、滑車などの細かなパーツの再現にはめまいがしそう。
ミリタリーファンの方も納得の仕上がりで、ミリタリーイベントに作品を持って参加をしています。
ちなみにダンボール戦車作成キットの販売もあるので、簡単に自分で制作してみたい!という方はぜひ購入してみてはいかがでしょうか?
作品を生み出したきっかけは、美術大学在学中にアニメの資料としての小物の制作から。工作に関しての勉強は専門的にはしていないのが驚きです。
ブログでも制作工程なども紹介しておりますが、設計図などは書かずにイメージだけを頼りにフリーハンドで部品を作り出しているようです。
まずイメージした部品をはさみやカッターで切り出していき、接着剤でひたすら付けていく。曲線などはカッターで裏に切り込みをいれて曲げて表現しています。
この単純に見える作業だけで圧巻の立体感を出しているなんて‥。果てしない時間をかけて、丁寧に作り出されているからこそ、皆が引き込まれていくのでしょうね。
現在、大野さんはワークショップなどでダンボールクラフトの技術を教えているので、クラフトの楽しさを学べるのと同時に、作家さん本人にお話を聞ける絶好のチャンスです!