ブロワーの特長
ブロワーの選び方というページを作るためにブロワー(EBL-500V)
を購入しました。
ブロワーとは、落ち葉や大鋸屑などを吹き飛ばすのに便利な電動工具です。
手の届かない狭い場所や落ち葉や埃などを吹き飛ばす作業に適しています。
強力な送風をつくることができるので、PC掃除や洗車時に水滴を吹き飛ばしたり様々な用途で使用されてるみたいです。
集じん機能があるモデルはダストバッグがついています。
このモデルを選んだ理由
このモデルを選んだ理由はブロワーの比較表をまとめていて、レビュー数がズバ抜けて多かったことです。
人気な要因は、価格がリーズナブルなこととスピード調整がついているからかもしれません。
作業現場などで長時間連続使用するわけでもないので、安価なDIY用モデルで十分だと思いました。
安価なモデルですが、以下のメリットもあります。
●マキタ、日立工機、リョービなどのプロ用モデルと風圧が同等レベル。
●DIY用モデルなのにスピード調整ダイヤルがついている。
用途は木工品や電動工具などに付着する埃や粉じんの吹き飛ばすために使っています。
手の届かないせまい場所や機械の中にある埃や粉塵まで吹き飛ばしてくれるので、機械をバラす手間も省けます。
狭い場所では物をどかさなくてもいいので、棚に溜まった埃だけを吹き飛ばすのにも便利だと思いました。
木屑や大鋸屑は水分を含んでいるので、上の写真の様にビットや機械の金属部に付着いる状態で長く放置していると必ず錆びてきます。
これを刷毛などで掃くより、ブロワーやコンプレッサーを使用したほうが手っ取り早く綺麗に掃除することができます。
またパソコンや電化製品の埃を吹き飛ばす用途では、エアダスター缶より風圧が強く長く使用できるので経済的です。
パソコンをブロワーで掃除した記事は下のページからどうぞ。
2年間掃除しなかったパソコンを2分で掃除するブロワー
気になる音の大きさ (騒音)
風量調整 | 音の大きさ |
---|---|
小 | 五月蝿いドライヤーレベル |
中 | 五月蝿い掃除機レベル |
大 | 夜中だと苦情がくるレベル |
スピード調整は〔弱〕〔中〕〔強〕があり、〔弱〕〔中〕は掃除機程度の音なので問題ありませんが、〔強〕は100dBを超えるのでけっこうな音がします。
100dBは木材を切断する機械(マルノコ)などで、木材を切断するくらいのレベルの音です。
身近なものだと電車が近くで走ってるくらいの音の大きさです。
室内などで使用する場合で、音の大きさを心配している方は、風量調整機能がついているモデルを購入したほうがよいと思います。
風量を下げることにより音も小さくなります。
このモデルは〔弱〕〔中〕でもかなり風圧があり、〔強〕にすると棚に置いてる物やひっかけてるものが飛んでいくくらい風圧があるので、自分はいつも〔弱〕〔中〕を使っています。
スピード調整機能
このモデルはDIY用ですが、風量の調整が三段階にダイヤルでかえられる機能があります。
モーターの回転スピードを調整することにより、風速や風圧の調整が可能になります。
弱でも棚の大鋸屑などを離れたとこからでも吹き飛ばすほどの風圧がありました。
最大風量や最大風圧の数値を見比べていると、他の上位機種には負けていません。
上の動画は夜だったので風力:強にして撮ることはできませんでしたが、風力:中でも卵1パックが軽々とダンボールの上を滑っていかせるほど風圧はあります。
集塵機能|小型掃除機にも早変わり
集塵(しゅうじん)とは、“細かいちりなどを1か所に集めること。”です。
ヤフー辞書
空気を吸って吐き出すので、吸込口にノズルを取り付け、排気口にダストバッグをつけることにより掃除機と同じ仕組みになります。
掃除機といっても一般家庭で使われてるキャニスター形掃除機ほどの吸引力はありません。
吸込み口
サイドにある空気の吸い込み口の写真です。
ここから空気を吸い込んでいくので、アクセサリーや衣類などが巻き込まれないように注意しましょう。
吸込口にはワイヤーメッシュがタイラップで止められています。
つまりこの網目以上のゴミは集じんできないことになります。
細長い切削屑は、このメッシュによって止められてしまいます。
自分の用途では集じんするものが小さくて柔らかい切り屑ものに限定されているので、このメッシュは外しました。
メッシュを外したことにより切削屑が詰まりにくくなり、吸引力が下がらなくなります。
風圧も気持ちアップするかもしれません。(体感では分かりません。)
欠点1:ボディがちゃちい
本体の作りは安っぽく、風量の調整ができるダイヤルは昔の電気あんかやコタツを思い出すようなスイッチです。
風量の調整ダイヤル付近と送風口付近が噛み合っておらず隙間があいています。
レビューや安価な価格で予想できていたので許容範囲です。(ガタつきはありません。)
欠点3:ノズルが臭い
どんな匂い?
レビューに多く書かれていたのでわかっていたのですが、とても不快な臭いがします。
匂いの元は送風口にとりつける黒いゴムのノズルです。
私は闇で育った人間なので中国製や安物の食品でも満足できるような耐性がついているので、闇属性の私にとってはなんの問題もないレベルの匂いだと思っておりましたが、予想以上に臭くて鼻がまがりそうでした。
臭いは、木酢液とタイヤのチューブを混ぜたような強烈匂いです。
部屋に1日置いておくと、部屋がゴム臭くなってしまいます。
芳香剤のような威力があります。
匂いのとり方
臭いをとろうと思い、薬用石鹸ミューズで洗ってみましたが不快な匂いはとれません。
次にハイターを100倍くらいに薄めた水に1日つけてみましたが、それでも全く臭いはとれませんでした。
この時、ノズルをお風呂場で乾かしていましたが、乾いた時にはお風呂がゴム臭くなっていました。
ゴムの芳香剤か!
ハイターを混ぜた水に1日つけておくと、写真の矢印箇所のボンドが溶け剥がれてきます。
これを無理やり剥がしてしまうと切れてしまうので塩素系の洗剤には漬けないほうがよいでしょう。
恐らく外においておいても匂いはとれないと思います。
屋内に保管する場合は、使用しないときはビニール袋などにいれてしまっておいたほうがよいでしょう。
補足:半年後
あれからベランダに置いといて半年近くが経ちました。
鼻を近づけるとゴムの匂いはしますが、室内においておいても芳香剤のように匂いをまくことはなくなりました。
欠点3:コードの長さ
このサイズのブロワーのコードの長さは通常5mはありますが、このモデルは2mしかありません。
私は使う場所が固定されているので気にしなかったのですが、移動しながら吹き飛ばし作業などをする場合は、延長コードなどが必需になります。
バッテリー式(コードレス)のモデルを選ぶ選択肢もありますが、電動工具メーカーのブロワーはリチウムイオンバッテリーを採用しているので、けっこういい値段になります。
まとめ
利点
●手国内メーカーに負けない風速・風圧。
●作業用途に合わせられるスピード調整機能。
●作品や機械などにつく埃や屑の吹き飛ばし作業に便利。
●エアダスター缶より風圧が強く経済的。
欠点
●作りが安っぽくコードの長さが2m。
●ノズルが尋常じゃないほど臭い。
●〔強モード〕だと掃除機以上にうるさい。
一目で分かる性能比較表
風圧やコードの長さなどブロワーの主要スペックが一目でわかる性能比較表は下記から閲覧できます。
参考になれば幸いです。
ちなみに、このサイズのブロワーで風圧が一番強い機種はBOSCH(ボッシュ) ブロワ[GBL800E]です。