どうして汗をかくの?
人間の様々な生命活動に最も適した温度が36度前後といわれています。暑さにより人が汗をかくのは体温調整(36度前後を保つ)をするためです、汗は蒸発する際に体から気化熱を奪うことで体温を下げる効果があります。気化熱とは液体が気化するときに周辺から吸収する熱のことです。アルコール消毒したり、お風呂上りに扇風機に当たるとヒヤッとした経験はありませんか?あれは肌表面に付着したアルコールや汗が気化したときに肌から気化熱を奪ったからです。
どうして湿気の多い梅雨は汗がたくさんでるの?
梅雨の時期に運動や肉体労働をした際に大粒の汗やしたたるような汗をかくのは、湿度が高く肌表面に付着している汗が蒸発しにくい為、気化熱によって体を冷やすことができないからです。なので、どんなに気温が暑くても空気が乾燥していたり、風が吹いていて汗が気化しやすいと、大粒な汗やしたたるような汗をかきにくくなります。砂漠で汗をかかないと言われているのは湿度が極端に低いからです。
暑い現場で涼しく快適に作業ができる空調服
最近、雨が降ったり降らなかったりする天気が続いています。じめじめとして汗をかきやすい時期の作業におすすめなのが「空調服」です。この空調服、見た目は長袖なので暑苦しく見えますが、実は左右にファンがついています。ファンから取り込んだ空気を空調服と体の間に流し込むので、前述の通り汗が蒸発するときの気化熱で体を効率よく冷やしてくれます。
服が傷まない環境ならスタッフブルゾンがおすすめ
今年、購入したのはジャンパータイプの「スタッフブルゾン KU90510(服のみ)」、去年、ファン+バッテリーが標準付属されている作業服タイプの空調服を購入し、ファンとバッテリーを持っていたので安く購入することが出来ました。
作業服が傷みやすい環境で作業をする業種の方は作業着タイプのほうがよいと思います。(例えば、ジャンパータイプで足場をかついだり、鉄筋や釘に引っ掛けるとすぐに傷む)、軽作業・デリバリー・イベント・店舗・レジャーのようなシーンですと、こちらのスタッフブルゾンのほうがカジュアルな上に涼しいのでおすすめです。
電動工具メーカーのバッテリーより軽いから作業の邪魔にならない
電動工具メーカーも空調服(ファンジャケット)を販売しており、風量が強く、稼働時間が長い長所がありますが、大きなファンと電動工具用のバッテリーを腰に配置させて作業をしないといけないので、重たく邪魔になる短所もあります。また、服のラインナップが少ないので、着られるシーンが限られてしまいます。
「(株)空調服」のファンを採用している「サンエス」や「フジワーク」の空調服は、バッテリーがポケットに納められるほど軽くてコンパクトなので作業の邪魔になりません。また、服のラインナップがとても多いので、建設現場以外のシーンで着られるタイプのものもあります。
モバイルバッテリーを利用すると経済的
強モード(6~7V)が使えなくなりますが、モバイルバッテリー(5V)を購入すれば経済的にセット品(服+ファン+バッテリー)を揃えることが出来ます。
最近は、「Anker」や「Poweradd」の大容量モバイルバッテリーが安価です。モバイルバッテリーを使用するのであれば、コンパクトで大容量のバッテリーがおすすめです。「Poweradd」のほうが保証期間が長くなっています。「Anker」の創業メンバーはグーグルの出身者、最近、家電事業へ参入しています。
※モバイルバッテリーを使用する場合は「USB電源ケーブル」が必要になります。
※空調服の選ぶポイント、空調服はワンサイズ上のサイズを選んだほうがよい。