砥石やカップブラシを軸付き先端工具に
この六角軸変換アーバーは、ディスクグラインダー(サンダー)に取り付ける先端工具(ディスク・砥石)をドリルドライバーやインパクトドライバーに取り付けられるようにすることができる変換アダプターです。
類似商品がいくつか販売されていますが、イチネンアクセス(旧イチネンミツトモ)の変換アーバーは、これ1つでカップブラシだけでなく、研削、研磨、切断することができる全ての砥石(ディスク)を取り付けることができます。
ドリルドライバー用の先端工具は様々な種類が販売されているので、わざわざディスクグラインダーの先端工具と変換アーバーを購入する必要はないと思いますが、中にはディスクグラインダーにしかない先端工具であったり、ディスクグラインダーの先端工具をたくさん持っている場合、アタッチメントを購入したほうが経済的です。
ワイヤーカップブラシを取り付ける場合は、六角穴付きボルトをカップブラシの中央のネジ穴に内側から締め付けます。カップブラシの頭から飛び出たボルトネジに、六角軸変換アーバーを締め付けて固定することができます。100mm用のネジ径M10×1.25Pのカップブラシであれば何でも取り付けることができます。
カップブラシ
これは研磨力の強いグリッド線のカップブラシなので、ドリルドライバーの回転数でも数秒でシルバーの金属の表面が顔をだしました。このカップブラシは真鍮のタイプより焦げ、錆び、塗装を落とすのが早いが、消耗が真鍮より早い欠点もある。
フェルトディスク
カップブラシ以外のオフセット砥石や切断砥石を取り付ける場合は、ワッシャーとワッシャーの間に砥石を挟みナットで締め付けます。六角軸穴付きボルトは使用しません。
これはバフがけができるフェルトディスクで、金属をピカピカにすることができます。カップブラシやフェルトの軸付きタイプは販売されているので、そっちのほうが作業しやすいです。グラインダー用ですとディスクが大きいので固定しにくい。多少時間はかかるでしょうが、ドリルドライバーでも鏡面にすることはできるようだ。写真は数分間かけたもの。
切断砥石
切断砥石も取り付けてみることに。取り付け方はフェルトディスクの手順と同じです。
座椅子のパイプに切り目を入れてみた。柔らかく中が空洞なのでパイプを回転させながら切断すれば、ドリルドライバーでも切断できそうである。しかし、ドリルドライバーの機種によってブレがあり、材料に対して垂直に維持することが難しいので、厚い材料や幅のある材料の切断は、時間がかかるだけでなく危ないので避けた方がよいでしょう。
インパクトドライバーに取り付けて付加を加えて打撃を4回ほどあたえると砥石が破損してお亡くなりになられました。安全カバーもない状態で切断砥石が回転しているので、やはり切断砥石の取り付けはやめたほうがよいかもしれません。
金の卵、さすが補強クロスが2倍になっているだけあってか、破片が飛んでいくことはありませんでした。ちなみに「金の卵」社内公募で女性社員がネーミングしたそうです。その他に切れ味より耐久性重視の「金の虎」や、堂々と切断や研削ができる「金の亀」という砥石も販売されています。
その他にも一般的なグラインダー(サンダー)のサイズ100mm用の砥石であれば、なんでも取り付けることが可能です。