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3Dプリンター:付属品のプラットフォームシートより、定着性があり経済的な3Mマスキングテープ

3Dプリンターに3M マスキングテープのレビュー3Dプリンター
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プラットフォームシート(ダヴィンチ)

プラットフォームの上には割高のシートを貼らなければいけない

家庭用3Dプリンターの大半は、「FDM(熱溶解積層)方式」という造形方法が採用されている。FDM法は紐状にした樹脂材料(フィラメント)をヘッドの熱で溶かしてプラットフォーム(テーブル)にいくつもの層を重ねて立体形状を造形していくというもの。

そして、メーカーに関わらずプラットフォームの上には「プラットフォームテープ」というシートを貼り付けるのが一般的のようである。私が入門機として購入したダヴィンチの製品も、同社のプラットフォームシートを貼り付けて出力しなければいけない。

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3Dプリンター-造形物の浮き上がり

付属品のプラットフォームシートは定着性が悪い

3Dプリンターで印刷する際に一番多かった失敗が、造形中に造形物がプラットフォームシートの上から剥がれてしまうことだ。途中で造形物が端から剥がれて浮き上がってしまうと、ヘッドのノズルに造形物が引っかかり、そこから上がわやくちゃになってしまうのだ。

この失敗を防ぐために、先人達はプラットフォームシートにスティックのりを薄く塗るユーザーが多いようである。のりを塗ることにより、途中で造形物が台から剥がれて浮き上がりにくくなるのだ。実際にわたしも3Dプリントする前にのりを塗っており、造形物が台から剥がれることにより起こる失敗はほとんど無くなった。

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プラットフォームテープ(ダヴィンチ)

のりを使うとプラットフォームシートが傷みやすくなる

のりを使用することで造形物が途中でプラットフォームから剥がれる失敗はほとんどなくなったものの、あらかじめ塗っておいたのりがカチカチに固まるので、完成した造形物をプラットフォームから剥すのに一苦労するようになった。(現在はテープはがしカッターを使用)。さらに無理して剥すと下に貼ってあるプラットフォームシートも剥がれて交換してしまうはめになることも。

プラットフォームシートは消耗品なので別販売されているが、数回3Dプリントしただけで、使いものにならなくなってはランニングコストがかかる。そこでランニングコストを抑えるために、粘着力があるからのりを塗らなくても繰り返しつかえる「3Mのプラットフォームシート」や、プラットフォームに「3Mのマスキングテープ」を貼り、スティックのりと併用して3Dプリントするユーザーが多いようである。

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3Dプリンターに3M マスキングテープのレビュー

コスパ最高!3Mのマスキングテープ

わたしは今回、後者の3Mのマスキングテープとスティックのりを併用する方法を試してみた。マスキングテープは一番幅が広い(60mm×18m)のものを購入。アマゾンで購入したときの価格は2巻で約500円ほどとかなりコスパがよい。スティックのりは、トンボの「シワなしピット G PT-GAS」が良いらしいが、ケチって100円ショップの物を使っている。

大したものは3Dプリントしないが、温度が低い原因で発生する浮きあがりや、反りによって端が浮き上がったりすることはなかった。ただし、もし失敗すると時間とフィラメントが無駄になってしまうので、時間のかかる造形物は、のりを薄く塗っている。また、テープを剥がしたときにプラットフォームにテープの粘着剤がべっとり付くこともなかった。

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プラットフォームに部分的に貼った 3Mマスキングテープ

出力される部分にだけ貼っても大丈夫だった

3Dプリントする造形物が小さい場合は、写真のように出力される部分にだけマスキングテープを貼っている。特に部分的に貼っても問題なく印刷することができた。ちなみに、複数同じものを作る時はテープを張り替えずに使いまわしている。

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テープはがしカッターで問題なく剥がせた

以前の記事で紹介した「ニトムズのテープはがしカッター」を使えば、印刷し終わった造形物も簡単に剥すことができた。もし、うまく剥がせなかったとしてもスティックのりは水性なので、マスキングテープを剥がして水につければ簡単にはがせることができるだろう。

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