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マキタ10.8Vシリーズ「スライド式バッテリー」と「差込式バッテリー」の違い

BL1015-リチウムイオンバッテリーバッテリー
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マキタ-DF332DZ

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差込式バッテリーの欠点

差込式バッテリーの欠点

電池が本体に納まるからグリップが太く容量を増やせない

これまでマキタの10.8Vのリチウムイオンバッテリーの形状は筒状になっており、差込式になっていました。この筒状のバッテリーは、本機のグリップ部分に電池が配置されていたので、グリップは太径になってしまい、バッテリーの容量を増やすことが出来ませんでした。そのため、グリップを握る手が疲れやすく、連続使用時間が短いという短所がありました。

スライド式バッテリーのメリット

最初からスライド式にしとけばという不満も…

一方、日立工機やリョービの10.8Vリチウムイオンバッテリーは、14.4Vや18Vシリーズのバッテリーと同じように、電池の位置は写真の赤い枠の部分に配置されているので、バッテリーの容量がマキタより多いものがあり、2種類のラインナップが販売されています。電動工具のグリップも細系なので、マキタやボッシュより握りやすくなっています。

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マキタ|10.8Vにスライド式バッテリーを採用

グリップの太さの比較

細径グリップだから手が疲れにくい

2015年9月にマキタは10.8Vのスライド式バッテリーを装着できる電動工具を発売しました。従来の筒状の差込式ではなく、14.4V/18Vシリーズと同じ、スライド式の角いバッテリーになっているので、10.8Vシリーズのラインナップ品のグリップは全て細径グリップになっています。そのため、従来のグリップより握りやすく、長時間握っていても疲れにくくなっています。

マキタ(従来)BL1030(1.3Ah)
マキタ(スライド式)BL1015(1.5Ah)BL1040(4.0Ah)
日立工機BCL1015(1.5Ah)BCL1030(3.0Ah)
リョービB-1113L(1.3Ah)B-1115L(1.5Ah)
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マキタ DC10SA-急速充電器

容量を増やせたから連続使用時間もアップ

バッテリーの容量も増えていますが〔1.5Ah〕だけでなく、日立工機より大容量の〔4.0Ah〕のバッテリーも登場しています。10.8Vシリーズの電動工具がコンパクトでそこそこパワフルなので、DIYには最適なシリーズですが、1.3Ahのバッテリーを短時間で電力をたくさん消費させてしまう電動工具を使用するとすぐに残力がなくなる欠点がありました。

マキタ(従来)1.3Ah(50分)
マキタ(NEW)1.5Ah(22分)4.0Ah(60分)
日立工機1.5Ah(30分)3.0Ah(60分)

充電時間:急速充電器だから休憩している間に満充電

今回、大容量のバッテリーが発売されたことにより、連続使用時間が短いという欠点が解消されました。さらに充電器には冷却ファンが搭載されているので、急速充電をすることが可能になっています。

充電時間は1.5Ahのバッテリーを約22分で充電することが出来るので、従来の充電器より倍以上早くなっていますし、日立工機の急速充電器より早いスピードを備えています。ちなみに14.4Vや18Vの急速充電器は充電中耳障りな音がしますが、この充電器は耳につくような音はしません。(充電通知音無し、点灯ランプの色で確認)

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BL1015-リチウムイオンバッテリー

まとめ

従来のバッテリーやラインナップ品より価格があがりますが、今後、ラインナップの数は増えていくことでしょう。バッテリーがスライド式になったことにより、バッテリーが高容量になり、電動工具本体のグリップが細径になったので、連続使用時間が短くて悩んでいる方やグリップが太くて握りにくいと思っている女性の方にもおすすめだと思います。

従来のバッテリーは、互換性のある電動工具、園芸ツール、掃除機を使用しているユーザーが多いのですぐに市場から消えないと思います。なので、ちょっと使う程度の用途や予算を抑えたい場合は、従来の10.8Vシリーズもおすすめです。しかし、今後 新しい電動工具のラインナップ品がでるかでないかは不明である。


マキタ10.8Vのスライド式バッテリーの種類や互換性のあるツールをまとめたページはこちらからどうぞ。

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