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リアルすぎて食べてしまいそうなほどそっくりな「木彫りの食べ物」

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木彫りの食べ物

木彫りの置物といえば、どんなものを想像するだろうか?きっと、木彫りの仏像や熊を思い浮かべる方が多いはず。また、海外ではマトリョーシカなど、民芸品として親しまれている木彫りの作品たち。木目や材質を生かすことの多い木彫りの世界に、SNSでの投稿をきっかけに新たな風が吹き込んでいる。

その方とは「幸せな人」こと川崎誠二さん。主に食べ物をモチーフにした作品が代表的な、木彫りアーティストだ。その作品は思わず手に取って食べてしまいそうなほど、精巧な作りで話題になっている。このような斬新な題材を用いた作品を制作するきっかけとなったのは、姪から手渡された1枚の板。夏休みの工作として制作された「食パン」を見て、その作りの粗さに創作意欲が湧いた川崎さん。その結果誕生したのが、作品第1号となる「木彫りのトースト」であった。

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子供ならではの感性で生まれた作品は、現在も多くの食べ物を生み出している。その精巧な作品の制作過程は至ってシンプル。用意するのは実物の食品をはじめ、木材に木彫りの道具のみ。まず木材を糸のこぎりで大まかな形に切り出す。次に実物を見ながら彫刻刀やデザインナイフを使い、細かな部分を熱心に彫り続けていく。電動工具は一切使わず、自分の手先だけで作り出す姿は、職人そのものだ。

より作品にリアルさを与える重要な色付けも、目で色合いを確かめながらアクリル絵の具で慎重に塗り重ねていき、手先の器用さに加えて、立体的表現力と優れた色彩感覚を兼ね備えた作品は、川崎さんにしか作れない唯一無二の存在。身近にあるものを題材にしたことで、芸術をより親しみやすい存在にした木彫りアート。見ればその味が思い浮かぶ「美味しい」世界は、どんどんと広がっていきそうである。

幸せな人:川崎 誠二 Seiji Kawasaki の木彫り作品集
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