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DMM.make-3Dプリントの素材:ナイロン「磨きあり」と「磨きなし」の仕上がりの違いを比較

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DMM.make-3Dプリント

3Dデーターを造形して発送してくれるサービス

DMMが運営するDMM.makeの1つに、3Dデーターを造形して家までお届けしてくれる「3Dプリントサービス」が存在する。DMM.makeの3Dプリントでは個人が作成した3Dデーターを造形するだけでなく、販売したり購入することもできる。さらに、写真やイラストからも3Dデーターを製作代行してくれたり、既存の立体物をスキャンして3Dデーターを製作してくれるサービスも提供されている。

3Dプリンターといえばプラスチック(樹脂)で造形されるというイメージをもっている人が多いかもしれないが、現在、DMMの3Dプリントサービスでは約30種類の素材が用意されており、その中には樹脂だけでなくガラスや金属までもが存在する。個人でもフィギュア、アクセサリー、インテリア等が、短納期かつ低価格で作れることから、多くの人がDMM.makeのサービスを利用している。

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ナイロンの「磨きあり」と「磨きなし」を比較

DMM 3Dプリント ナイロン素材

底辺にはナイロン以外の選択肢がないまき

今回、DMMの3Dプリントサービスを利用する機会があったため、需要があると思い、素材をナイロンの「磨きあり」と「磨きなし」を選択し、どれくらいの差があるのか比較してみることにした。なぜ需要があるのかというと、ナイロン以外の素材はかなりの高額になるからである。例えば、この掃除機のジョイント(3Dデーター)を印刷すると「ナイロン」だと1,398円だが、「ABS」だと約6,000円、「スチール」だと約16,000円と躊躇してしまうような価格になるのだ。

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DMM3Dプリンター(ジョイント)

DMM.makeにジョイントの3Dプリントを依頼するまき

今回、DMMに3Dプリントしてもらったものは、ダイソンにマキタのヘッドやストレートパイプを接続するためのジョイントである。

わたしはスティックタイプのコードレス掃除機に取り憑かれたようで、現在60台以上の掃除機を所持している。なかでも集じん方式が秀逸なメーカーがダイソンである。クリアビンと複数のサイクロンで吸い込んだ空気とゴミを分離しているため、フィルターを詰まらせる微細なゴミ(大鋸屑&粉塵)を吸引しても、国内メーカーと違い吸引力が低下しにくいのだ。

しかし、ダイソンのヘッドはモーター駆動の回転ブラシが搭載されているため、大量の大鋸屑や切削屑を弾き飛ばしてしまい不向き。また、我が家のフロアはカーペットを敷いている面積が狭いので、毎日、フローリングに発生する猫の毛、猫用の餌や砂、髪の毛、埃を掃除する場合、回転ブラシの搭載されてないマキタのヘッドのほうが最適だったりする。

そこで、ダイソン本体にマキタのパーツを接続するジョイントを3Dプリンターで作ったのだが、このジョイントはダイソンが重たいと思ってるユーザーや、ダイソンのハンディー機をスティック機に変えたいと考えてるユーザーにも役立つと思い、3Dデーターをシェアすることにした。そのため、DMMが提供するナイロンの強度と造形機の精度を調べたかったというわけだ。

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DMM.make 宅配ダンボール

注文して1週間で届くまき

DMMで3Dデーターの造形を依頼する方法は非常に簡単であった。DMM.makeで3Dデーターをアップロードすると、5~10分くらいで登録したメールに見積額のお知らせがくるので、あとは素材を選んで注文するだけである。今回、2回に分けて注文を行ったが、どちらも送料無料で約一週間ほどで届いた。

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DMM.make(3Dプリント)ナイロン磨きなし

ナイロン ブラック(磨きなし)

上の写真が最初に注文した「ナイロンのブラック(磨きなし)」。白い汚れは掃除機に取り付けた際に付いた汚れである。表面は目の細かい耐水ペーパーのような肌触りになっており、シボ加工の梨地のようなザラザラした模様になっている。また、家庭用プリンターで出力する際にできるシマシマの積層痕は見られず、クオリティはかなり高く感じた。作る物にもよるが、掃除機のジョイントだと磨きなしでも充分だと感じた。

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DMM.make(3Dプリント)ナイロン 磨きあり

ナイロン ブラック(磨きあり)

上の写真が「ナイロンのブラック(磨きあり)」である。個人的に表面は背景が映るような鏡面仕上げかと勝手にイメージしていたが、そこまで美しい仕上がりにはなっておらず、表面は光沢がでているものの凸凹した感じが残っていた。ただし、肌触りはツルツルになっているうえ、磨きなしに比べると表面はフラットな仕上がりとなっている。

ちなみに、別の3Dデータの3Dプリントを依頼したとき、磨き作業は造形物が破損するため薄さが2mm程度必要なうえ、部分的な磨きは行なえないと言われたことから、人が手で研磨しているのではなく、容器の中に造形物、メディア(研磨剤)、水を入れて回転させ、摩擦運動によって研磨を行っているのではなかろうか。

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DMM.make(3Dプリント)ナイロンのナチュラル

ナイロン ナチュラル(磨きなし)

上の写真はナイロンのナチュラル(磨きなし)である。染色最大可能サイズは1辺100ミリまでとなっているため、この長いジョイントは色がナチュラル以外選択することができなかった。ナチュラルは純白のため、表面のザラザラがブラックに比べると目立たなくなっている。造形物を塗装するのであれば、鮮やかな発色を得られるナチュラルを選んだほうがよいだろう。

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ナイロン 磨きあり・なしの比較動画

語彙力の少ない文章やスキル不足の写真で仕上がりを伝えることが難しいため、動画でも磨きありとなしを比較して撮ってみた。ナイロンというと脆いイメージがあるかもしれないが、実際はABSのように強靭性(強くて粘り)があるため、強い衝撃を加えてもPLAのように割れにくくなっている。従って、掃除機のジョイントであればナイロン素材でも十分だと感じた。その他にフィギュア、模型、ケース、コスプレで使用する武器等も安価なナイロンで十分だと感じた。

3Dプリンター:付属品のプラットフォームシートより、定着性があり経済的な3Mマスキングテープ

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プラットフォームシート(ダヴィンチ)

プラットフォームの上にはシートが必須

家庭用3Dプリンターの大半は、「FDM(熱溶解積層)方式」という造形方法が採用されている。FDM法は紐状にした樹脂材料(フィラメント)をヘッドの熱で溶かしてプラットフォーム(テーブル)にいくつもの層を重ねて立体形状を造形していくというもの。

そして、メーカーに関わらずプラットフォームの上には「プラットフォームテープ」というシートを貼り付けるのが一般的のようである。私が入門機として購入したダヴィンチの製品も、同社のプラットフォームシートを貼り付けて出力しなければいけない。

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3Dプリンター-造形物の浮き上がり

付属品のプラットフォームシートは定着性が悪い

3Dプリンターで印刷する際に一番多かった失敗が、造形中に造形物がプラットフォームシートの上から剥がれてしまうことだ。途中で造形物が端から剥がれて浮き上がってしまうと、ヘッドのノズルに造形物が引っかかり、そこから上がわやくちゃになってしまうのだ。

この失敗を防ぐために、先人達はプラットフォームシートにスティックのりを薄く塗るユーザーが多いようである。のりを塗ることにより、途中で造形物が台から剥がれて浮き上がりにくくなるのだ。実際にわたしも3Dプリントする前にのりを塗っており、造形物が台から剥がれることにより起こる失敗はほとんど無くなった。

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プラットフォームテープ(ダヴィンチ)

のりを使うとプラットフォームシートが傷みやすくなる

のりを使用することで造形物が途中でプラットフォームから剥がれる失敗はほとんどなくなったものの、あらかじめ塗っておいたのりがカチカチに固まるので、完成した造形物をプラットフォームから剥すのに一苦労するようになった。(現在はテープはがしカッターを使用)。さらに無理して剥すと下に貼ってあるプラットフォームシートも剥がれて交換してしまうはめになることも。

プラットフォームシートは消耗品なので別販売されているが、数回3Dプリントしただけで、使いものにならなくなってはランニングコストがかかる。そこでランニングコストを抑えるために、粘着力があるからのりを塗らなくても繰り返しつかえる「3Mのプラットフォームシート」や、プラットフォームに「3Mのマスキングテープ」を貼り、スティックのりと併用して3Dプリントするユーザーが多いようである。

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3Dプリンターに3M マスキングテープのレビュー

コスパ最高!3Mのマスキングテープ

わたしは今回、後者の3Mのマスキングテープとスティックのりを併用する方法を試してみた。マスキングテープは一番幅が広い(60mm×18m)のものを購入。アマゾンで購入したときの価格は2巻で約500円ほどとかなりコスパがよい。スティックのりは、トンボの「シワなしピット G PT-GAS」が良いらしいが、ケチって100円ショップの物を使っている。

大したものは3Dプリントしないが、温度が低い原因で発生する浮きあがりや、反りによって端が浮き上がったりすることはなかった。ただし、もし失敗すると時間とフィラメントが無駄になってしまうので、時間のかかる造形物は、のりを薄く塗っている。また、テープを剥がしたときにプラットフォームにテープの粘着剤がべっとり付くこともなかった。

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プラットフォームに部分的に貼った 3Mマスキングテープ

出力される部分にだけ貼っても大丈夫だった

3Dプリントする造形物が小さい場合は、写真のように出力される部分にだけマスキングテープを貼っている。特に部分的に貼っても問題なく印刷することができた。ちなみに、複数同じものを作る時はテープを張り替えずに使いまわしている。

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テープはがしカッターで問題なく剥がせた

以前の記事で紹介した「ニトムズのテープはがしカッター」を使えば、印刷し終わった造形物も簡単に剥すことができた。もし、うまく剥がせなかったとしてもスティックのりは水性なので、マスキングテープを剥がして水につければ簡単にはがせることができるだろう。

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3Dプリンターのプラットフォームから、のりで固まった造形物を簡単に剥がす方法

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3Dプリンター 造形物を簡単に剥がす方法(ニトムズ テープはがしカッター)

メリット

刃先が0.1mmだから造形物を簡単に剥がせる
接地面が平だからプラットフォームシートが傷みにくい

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